仕事や家庭で多忙な働く世代にとって、日々の疲れやストレスは切実な問題です。しっかり眠って回復したいと思っても、眠りが浅いせいか、十分な回復感が得られないまま次の日を迎える…そんな悪循環にお悩みの方も多いのではないでしょうか。
そうした手強い問題が、実は「食事の栄養バランス」で改善できるかもしれません。今回の研究では、1日の朝食、昼食または夕食のうち1食を最適化栄養食(試験食)に置き換えたグループで、起床時のコンディションやストレス関連項目などが改善したという結果が見られました。一体どれくらいの変化があったのか、それぞれの結果をさっそく見ていきましょう。
心身のコンディションを健やかに保つには、質の良い睡眠が大切です。今回の試験では、最適化栄養食(試験食)を摂取したグループに、起床時の眠気を示すスコアの改善と、疲労回復を示すスコアの改善が見られました。睡眠の質が上がることで、疲労感が軽くなる、日中のパフォーマンスがアップするなどのさらなる好循環に繋がる可能性も期待できます。栄養バランスの良い食事がもたらす影響は、私たちが考えている以上に大きいのかもしれません。
測定ツール:OSA睡眠調査票MA版
起床時眠気:起床直後の「頭のはっきり感・集中力」
疲労回復:睡眠による「どれだけ疲労が回復したか(リフレッシュ感)」
最適化栄養食を摂取したグループは起床時の眠気、疲労回復どちらも改善が見られます。
ストレスに関連する検査の一つに、状態不安を測定する方法があります。状態不安とは、特定の時点や場面、出来事、対象物に対して抱く一時的な不安反応のことです。今回の試験では、最適化栄養食(試験食)を摂取したグループで状態不安が有意に改善する結果が見られました。不安な状態へのアプローチというと、まず深呼吸や気の持ちようを変えるといった方法が思い浮かびますが、これからは栄養バランスの整った食事をとることも重要なポイントになるかもしれません。
測定ツール:State-Trait Anxiety Inventory(状態・特性不安検査)
状態不安:特定の時点や場面、出来事、対象物に対して抱く一時的な不安反応のこと
ストレスの関連項目の一つとして知られる「状態不安」に改善が見られる点が興味深いですね。
そのほか、今回の試験で疲労に関する指標や、プレゼンティズムの総合パフォーマンス値の指標が改善しました。
測定ツール:VAS (Visual Analogue Scale)
全体的疲労感 :体全体として広く疲労を自覚している状態
身体的疲労感 :身体の重さや筋肉のだるさなど、主として身体面に生じる疲労
起床時爽快感 :起床時に、どの程度すっきり目覚められているかを示す指標
最適化栄養食を摂取したグループは、疲労に関連する3つの指標で改善が見られました。
プレゼンティズムとは、WLQ-J試験の総合パフォーマンススコアに基づき、出勤はしているが労働に支障をきたし0%のパフォーマンスしか出せない状態をスコア0、100%のパフォーマンスを出せる状態をスコア100とし、数値化したもの。
最適化栄養食を摂取したグループは、プレゼンティズムの総合パフォーマンス値が有意に改善しました。
今回の試験では、1日1食を最適化栄養食(試験食)に置き換えた結果、睡眠・ストレス・疲労感・プレゼンティズムの総合パフォーマンス値の改善が確認されました。最適化栄養食が働く世代のQOLの向上や、健やかな毎日に役立つ可能性が示唆されたと言えます。働く世代は日々忙しく、自分のケアになかなか時間を割けない方も少なくありません。栄養バランスを整え、心身のコンディションにおいしくアプローチできる最適化栄養食を上手に取り入れることで、本来のパフォーマンスを発揮し、より前向きに毎日を過ごせるかもしれません。
【試験概要】
●摂取期間 4週間
●試験参加者 100名(男37名、女63名)、40.8±9.3歳
●試験対象者 ストレス・疲労・睡眠に問題を抱える20歳以上60歳未満の健康な男女
●介入内容
・試験食群(50名):試験食を1日1食摂取、その他の食事は自由
・対照群(50名):食事はこれまで通りの食生活
●試験食 最適化栄養食(栄養設計基準:T-001) 約500kcal
●日本食品科学工学会第71回大会にて発表
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